ローズピアノ マークⅡステージモデル 修理 2026.07.09
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ピアノ職人・VIRA JAPAN
(有)ラッキーパイン

2026.07.09静岡県在住のお客様がRhodes piano MarkⅡ Stagemodelをお持ち込み下さいました。症状は音が出ないという事で、ピックアップをジャンプして繋いでみた所、幾つかのKEYで音が出ました。MarkⅡはピックアップの断線が多いので数十個と言う単位でピックアップコイルが断線していると思われます。

ご予算も限られていると言う事でしたので、1個1個状態をチェックするとなると時間がかかってしまいますので、最初から意を決して全てのピックアップを取り外して作業を進める事にしました。

この中の何個が生きていて、何個が断線しているのか、これからの作業がワクワクします。

先ずはワイヤーの取り外し作業です。

こちらはハンダでターミナルからワイヤーを外すのですが、手際よくやらないとターミナルを焦がして傷めてしまいます。

午前中いっぱいかけて42個を外して、断線チェックをしました。割合は生きているピックアップ14個に対して、断線しているピックアップ28個、この割合で行くと断線しているピックアップは37個位と言う事になりますが、果たしてどうなる事やら。

午後も同じ作業を続けて全部のピックアップを外して、抵抗値を計りました。断線しているピックアップは抵抗値が無く0の値になります。

導通の有るピックアップは180Ω~200Ωの間位の値を表示します。

結局50個のピックアップが飛んでいました。今現在大丈夫なピックアップもハンダ付けする時に断線する可能性が有りますので、取り付けたら終わりと言う訳には行きません。

巻き直しの作業の前に断線しているピックアップの状態を見て見ると、こちらは巻き尻の方ですがエナメル線の色に変化は有りません。

しかし巻き始めの方はエナメル線が黒く変色しているのが分かります。これが断線の原因です。

準備の時間は別にして、1個巻くのに20分位かかります。巻いている途中でトラブルが有ると、一気に時間が長くなります。今日はスムーズに行き、取り合えず5個巻き直ししました。

巻き直したピックアップには黄色いマスキングテープを貼って分かる様にしておきました。