修理技術者がオススメ!後悔しない中古CP70・CP80の購入法徹底解説

ヤマハエレクトリックグランドピアノCP70がデビューしたのは1976年です。

その2年後1978年にCP80Bがデビューしました。

製造から40年以上過ぎているわけですが、未だに根強い人気を博しています。

その理由は、やはりエレクトリックグランドピアノの名前の通りのフォルムと機能でしょう。

かつて多くのミュージシャンがライブコンサートやスタジオレコーディングで

使っていたのをご存知の方も多いのではないでしょうか。

それ位印象に残る、一時代を築いた楽器と言えます。

そんなCP70,CP80に興味を抱いている方に、それぞれのモデルの特徴とセールスポイント、

そしてビンテージ楽器としての魅力をお伝えしていきます。

この記事を最後まで読んでいただければ、CPの魅力と共に

ビンテージ楽器購入に際しての注意点も知る事が出来て、購入で失敗する事もなくなります

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1.ヤマハCPのモデルの特徴と違い

一口にヤマハCPと言ってもいくつかのモデルがあります。

ヤマハエレクトリックグランドピアノの夜明け CP70A

ヤマハエレクトリックグランドピアノCP70が発表されたのは1976年です。

1976年といえば「およげ!たいやきくん」が爆発的ヒットし、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」、ユーミンの「あの日にかえりたい」、イルカの「なごり雪」などなど、今の時代にも通じるような楽曲がリリースされた年です。

海外アーチストもオリビア・ニュートン・ジョン、カーペンターズ、エルトン・ジョン、アバ、ビリー・ジョエル等、名だたるアーチストが活躍していました。

それまでライブコンサート等ではアコースティックピアノを使うのが通例でしたが、ローズピアノやウーリッツアー等のエレピがそれに代わって使用される場面が増えて来ました。

これらエレピの独特なサウンドは、私達の心の中にしっかりと残って行きます。

そんな中、満を持して発表されたのが、ヤマハエレクトリックグランドピアノCP70でした。

アコースティックピアノに代わるライブ用ピアノとしてのコンセプトで設計されたCP70は、ローズピアノと同じ73鍵モデルです。

鍵盤・アクション部と弦が貼ってあるストリング部が分割できるという、可搬性を重視した全く新しい画期的な発想で作られ、またたく間に海外アーチストに指示されていきました。

当社でかつてメンテナンスをして中国に送ったヤマハCP70Aの記事が有りましたので、

参考までに修理内容を見て下さい。

ヤマハCP70Aメンテナンス風景

CP70B諸元表(CP70Aのデータが無かったのでCP70Bのデータを記載しています)

鍵盤部    1,296㎜×636㎜×245㎜ 62㎏
ストリング部 1,296㎜×901㎜×173㎜ 68㎏
SET-UP時寸法 1,296㎜×1,045㎜×947㎜ 109㎏

ヤマハ CP70A
ヤマハ CP70A
ヤマハ CP70A コンセント
ヤマハ CP70A コンセント
ヤマハ CP70A 電源スイッチ
ヤマハ CP70A 電源スイッチ
ヤマハ CP70A ストリング部
ヤマハ CP70A ストリング部
ヤマハ CP70A ストリング部
ヤマハ CP70A ストリング部

CPのベストセラーモデルCP70B、CP80B

1978年それまで培ってきたエレクトリックグランドピアノの集大成とも言うべきモデルが登場します。

それがCP70BとCP80Bです。

そもそも当初CP70は国内での使用を中心に考えて作られていましたが、人気に火が付いたのは、アメリカを始めとする海外のアーティストによってでした。

そのため、海外の電圧の違いからそれまで内臓していた電源回路を、外付けに変えて電圧の違いにも簡単に対応出来るようにしました。

今でいう海外からの逆輸入の様な形で、国内での人気も広まって行きました。

それに73鍵のモデルに加えて、アコースティックピアノと同じ88鍵のモデル、CP80Bの登場によってその人気と需要は一気に頂点へと達しました。

今現在国内で流通するCPの殆どが、このCP70Bもしくは80Bです。

ヤマハ CP70B
ヤマハ CP70B
ヤマハ CP70B
ヤマハ CP70B
ヤマハ CP70B
ヤマハ CP70B
ヤマハ CP70B
ヤマハ CP70B
ヤマハ CP80B
ヤマハ CP80B
ヤマハ CP80B
ヤマハ CP80B
ヤマハ CP80B
ヤマハ CP80B
CP70B諸元表

鍵盤部    1,296㎜×636㎜×245㎜ 62㎏
ストリング部 1,296㎜×901㎜×173㎜ 68㎏
SET-UP時寸法 1,296㎜×1,045㎜×947㎜ 109㎏

CP80B諸元表

鍵盤部     1,460㎜×656㎜×248㎜  66㎏
ストリング部  1,460㎜×1,006㎜×173㎜  76㎏
SET-UP時寸法  1,460㎜×1,150㎜×947㎜ 121㎏

 グラフィックイコライザー搭載のモデルD、MIDI搭載のモデルM

1985年になると7バンドのグラフィックイコライザーや2系統のセンド・リターンのエフェクト・ループを備えたCP70D、80Dが登場します。

その後まもなくMIDI出力を備えたCP70M、80Mが発売となりました。

外見上はDタイプもMタイプも殆ど同じで、MIDIスイッチやMIDIインターフェースの有無だけの違いでした。

Dタイプの発表からMIDI付きのMタイプの発売までは半年ほどですので、元々MIDI付きのMタイプを発売する予定だったのが、何らかの理由でMIDI無しのDタイプが先行販売されたのだと推測します。

この事を見ても、元々エレピと呼ばれるアナログ楽器にMIDI機能を搭載すること自体が、その楽器が終焉の近いことを物語っていたように思います。

しかし今となってはエレクトリックグランドピアノ/ステージピアノなるジャンルを構築し、一時代を築いたCP70、CP80はどのモデルであっても、その存在価値はいささかも揺るぐものでは有りません。

ヤマハ CP80D
ヤマハ CP80D
ヤマハ CP80M
ヤマハ CP80M
ヤマハ CP80M
ヤマハ CP80M MIDIスイッチ
CP70D・CP70M諸元表

鍵盤部     1,296㎜×636㎜×243㎜ 61㎏
ストリング部  1,296㎜×903㎜×173㎜ 69㎏
SET-UP時寸法  1,296㎜×1,047㎜×941㎜ 112㎏

CP80D・CP80M諸元表

鍵盤部     1,460㎜×636㎜×243㎜ 67㎏
ストリング部  1,460㎜×986㎜×173㎜ 86㎏
SET-UP時寸法  1,460㎜×1,130㎜×941㎜ 132㎏

CP80の特注モデル CP80 STUDIO MODEL

CP80のモディファイした「CP80 Studio Model」と言う特注モデルが有ります。

このStudio Modelをご存じの方は、かなりのマニアと思います。

何故なら日本国内では10台(実数は分かりません)程しか存在しないからです。

ハンマーを普通のピアノと同じフェルトハンマーに交換し、MIDI出力を搭載したモデルです。

ハンマーをフェルトハンマーに交換する事で、音色はよりアコースティックピアノに近くなります。

ヤマハが何故こういったフェルトハンマーを使ったモデルを発売しなかったのかは、

今となっては分かりませんが、音色は格段にアコースティックピアノに近かったです。

CP80 STUDIO MODEL
CP80 STUDIO MODEL
CP80 STUDIO MODEL
CP80 STUDIO MODEL
CP80 STUDIO MODEL
CP80 STUDIO MODEL
CP80 STUDIO MODEL
CP80 STUDIO MODEL
CP80 STUDIO MODEL wooden hammer
CP80 STUDIO MODEL wooden hammer

CP80 STUDIO MODEL
CP80 STUDIO MODEL wooden hammer
CP80 STUDIO MODEL
ヤマハ CP80B ノーマルハンマー
CP80 STUDIO MODEL
CP80 STUDIO MODEL MIDI スイッチ
CP80 STUDIO MODEL
CP80 STUDIO MODEL MIDIを交換

アップライト型モデル CP60M

ヤマハのアップライト型のエレクトリックピアノがCP60Mです。

こちらのモデルもCP70,CP80同様ライブでの使用を中心に考えられたモデルです。

一番の特徴は鍵盤部を本体内に収容して、可搬性に特化したことです。

ですから移動の鍵盤収納時、ピアノ本体の奥行きは50㎝の超コンパクト設計です。

本体には大きいサイズのキャスターが取り付けられていますので、平地であれば

そのまま一人で移動が可能です。

鍵盤数も76鍵ですので、ライブ利用には大変重宝します。

ただし、鍵盤を支える棒が左右に2本だけしかないので、長時間の連続使用をすると

鍵盤の中央部が下がって来ることがあり、タッチに違和感が出る事が有ります。

調律師泣かせのモデルでも有りました。

CP60M諸元表間口130.4㎝、奥行き68.3㎝(鍵盤格納時50㎝)、高さ93㎝

それぞれのモデルの特徴と違い

→ CP70と80の違い

CP70とCP80の実質的な違いは単に73鍵88鍵の違いです。

しかし実際に使ってみると、それだけの違いでは治まらないようです。

鍵盤数が低温部は7音、高音部は8音増えたことによって音域が広がりました。

73鍵と88鍵では15音の差がありますが、特に低音部が7音増える事によって、

ストリング部の全長は長くなります

これによって通常のピアノと同じ音域を獲得したことで、表現の幅も広がりました。

中古市場では何故かCP80のほうが人気が高いです。

やはりアコースティックピアノの88鍵に対する思いが有るのかもしれません。

→CP70AとCP70Bの違い

1976発売のCP70Aでは、本体内部にAC-DCコンバーターを組み込んで、ピアノ内部で電源電圧を変える方法を取っていました。

しかし海外での人気の高まりもあって、各国の電圧の違いにも簡単に対応できるように電源アダプターに変更されたのだと思います。

また、細部の設計も更新されて、フレーム鉄骨の形状や弦を張り方等も変更されています。

中古市場では、やはり生産台数も圧倒的に多いBタイプの方が流通量も多く、程度の良い個体を見つけやすいです。

→CP70B・80BとCP70M・80Mの違い

CP70B・80BとCP70M・80Mの違いはMIDI出力が付いたことです。

MIDIとはMusical Instrument Digital Interfaceの略で、演奏情報データを複数の機器でやり取りする方法の事です。

演奏情報データとは鍵盤楽器で言えば、「どの音を、どの位強く、どの位の長さ、で弾いたか」の情報の事です。

このMIDIデータをMIDI対応の楽器や機器間で自由にやり取りできるのがMIDIの概要です。

CPにこのMIDI出力を取り入れたのは、デジタル時代への対応の為でしたが、そもそもCP自体がアナログ楽器であり、時代のニーズに合わせて行った形だと思います。

MIDI出力も1チャンネルだけで、現在のMIDI機器に対応出来るような機能はついていませんでした。

以前紹介したCP80BとCP80Mの違いのブログ記事

https://vira-japan.at.webry.info/201706/article_1483.html

https://vira-japan.at.webry.info/201706/article_1019.html?1630847967

→CPと他のエレピ

①Rhodes piano

CPと比較される事が多いエレピと言えばやはりRhodes piano(ローズピアノ)でしょう。

1960年代から販売されたエレピの代表格ともいうべき楽器で、ジャズからロック、ポピュラーまで、多くのミュージシャンが使用している大変有名な楽器です。

ローズピアノのあの独特の音色は、ピアノと呼ぶにはあまりにも違いすぎるものですが、逆にそれが個性となり、今でも人気を博しています。

個人的にはビリージョエルの「素顔のままで」が一番印象に残っています。

同じエレピと言っても、また同じ鍵盤楽器と言っても、音色も演奏方法も全く違う個性を持っています。

ヤマハ CP70AとRhodes piano Stage Model

Rhodes pianoについての記事はこちらにアップしてありますので、ご覧ください。

Url→https://revivedpiano.com/gakki-kounyuu-guide

②ウーリッツアー

Rhodes pianoと共にエレピの代名詞となっているのがウーリッツアーでしょう。

ウーリッツアー200はカーペンターズが使っていたことで有名です。

Rhodes pianoよりも小型で取り回しも楽でした。

日本ではウーリッツアーというとエレピを思い起こしますが、オルガンやアコースティックピアノも作っている有名な総合楽器メーカーなのです。

ウーリッツアー アップライトピアノ
ウーリッツアー ロゴ
ウーリッツアー 270 バタフライ
ウーリッツアー 270 バタフライ
ローズピアノトーンジェネレーターとウーリッツアー リード

ウーリッツアー145のメンテナンス作業風景です。

https://vira-japan.at.webry.info/201809/article_4.html

③コロンビア エレピアン 

ご存知の方も多いかも知れませんが、和製ウーリッツアーと呼ばれていたエレピが有ります。

その名も、コロンビア エレピアン

当初は家庭用ピアノに変わるエレクトリックピアノとして販売されていたものです。

そのステージモデルがEP61CとEP7Cです。

ステージでの使用を考えて、コンパクトに収納出来る設計となっています。

発音システムは細い鉄製の棒を小さなハンマーでたたくという方法で、ウーリッツアーの仕組みに近くなっています。

販売価格もウーリッツアーよりはるかに安く、手に入れやすいモデルでしたが、あまり人気が出ないで終わってしまいました。

ヤマハ CP70 CP80
エレピアン EP7C
ヤマハ CP70 CP80
エレピアン EP7C
ヤマハ CP70 CP80
エレピアン EP7C

CPのマイナス要素

1.低音部の音色

通常のグランドピアノと比べて、小型のCPはどうしても低音部の音作りに難しさが有ります。

それは低音部の低い音を出すために、本来は弦を長く張らなければならないのですが、大きさに制限のあるCPの場合は、低音弦の巻き線を太くして弦重量を重くして音作りをします。

そのため基音(元々の周波数の音)よりも倍音(元々の音程の整数倍の音)成分が多くなり、低温が狂っているように聞こえてしまいます。

このことは小型のグランドピアノにも言える事ですが、どうしても低音部の音質に関しては、限られた弦長による違和感が残ります。

その為CPの場合はエフェクター等を使って音に広がりを持たせて音質の補正をしたりする工夫が必要になります。

また、低音部の音質からか調律師から調律を断られることもあります。

ヤマハ CP70 CP80
CP80M

2.CP80Mのタッチの重さ

CP80Mは80Bに比べて、鍵盤長が若干短くなっています。

何故鍵盤を短くしたのかは定かではありませんが、MIDIスイッチを取り付ける事によるためなのかと考えます。

しかしその為に鍵盤タッチが重くなったように感じます。

実際に計測したわけでは有りませんので、あくまで感覚としての事になりますが、

CP80Mを弾いた方の多くが鍵盤の重さを口にします。

また、MIDIスイッチを押す時の抵抗もタッチ感に影響していると考えられます。

ただ鍵盤の動きが悪い訳ではありませんので、弾きこんで行くと慣れて来ます。

ヤマハ CP80M 鍵盤
CP80BとCP80Mの鍵盤 短い方がCP80Mです

購入時に注意するポイントが知りたい

1、楽器店での購入

CP70,CP80はビンテージ楽器に分類されるくらい、製造されてから時間がたっていますので、

もちろん新品での購入は出来ません。

その為、欲しくなって、いざ購入となった時に、どこで買えば良いか迷います。

また、ビンテージ楽器についての知識が無いと、品定めが出来ませんので、購入に際しては注意が必要です。

値段が安いからという理由で購入を考える方がいるかも知れませんが、

その後の修理、メンテナンスに購入額以上のお金がかかることもあります。

そんな訳で、一番安心なのはビンテージ楽器を専門に扱っている楽器店での購入でしょう。

専門楽器店であれば、メンテナンスや修理も行き届いているはずですし、

お店を構えて営業している信頼感が有ります。

ただし、ビンテージ楽器の事を分からない人が扱っている場合もありますので、

細かく問い合わせをして、その楽器の状態やメンテナンス状況を確認する事が大切です。

2、ネットオークションでの購入

最近ビンテージ楽器の売買が多くなったのがネットオークションです。

例えば楽器店で30万円の価格がついた同じモデルが10万円で販売されていることもあります。

個人の方が不要になった楽器を売りに出したり、多くのリサイクルショップもネットオークションに出品しています。

そのため、ネットオークションでの売買件数は大変多くなっています。

ネットオークションを利用する場合は、その楽器についての知識が有るかどうか、目利きがきくかどうかがポイントになります。

全く知らない楽器をネットオークションで購入するのは、かなりの冒険です。

動作が問題ないか、パーツの欠品はないか、破損はないか、これまでのメンテナンス状況はどうか等

CP用ペダルユニット

正確な情報がつかめるかどうかがカギになりますので、購入前に実物を見て、弾いてみる事をお勧めします。

それが出来ない場合は、購入価格以上の修理代がかかる事を覚悟の上で購入する事です。

3、個人売買

ここでいう個人売買とは、知人や友人からの譲受けの事を言います。

長年所有していたが、場所が狭くなったからとか、使わないで置きっぱなしになっているから等の理由で

手放すことにしたといった理由が一般的です。

つまり愛用している楽器ではなく、愛着はあるが使う事のない楽器という事になります。

使われなくなった楽器は、多くの場合メンテナンスもされずに、そのままになっている場合が多いです。

ですから、この場合もかなりの修理費用がかかる事を覚悟しておくことが必要です。

購入後の維持費(メンテナンス費用)はどの位かかるの?

1、調律

CPはアコースティックピアノと同じように、弦をハンマーでたたいて音を出す仕組みですので、通常のピアノと同じように調律が必要になります。

また、これまでお伝えしてきたように、低音部の弦長が短い為、音合わせが難しいです。

加えて、電気回路が付加されていますので、慣れていない調律師さんでは対応が難しく、調律を断られる場合もあります。

通常の定期調律で18,000円(税別)~30,000円(税別)位が1回の調律費用となります。

CP調律

2、鍵盤調整、アクション調整

こちらもアコースティックピアノと同じく、使用頻度に応じて鍵盤やアクションの調整が必要になります。

調律程の頻度ではありませんが、移動しての使用が多い場合には移動時の振動による影響で鍵盤のタッチやアクションの動きに微妙に影響が出ます。

通常アコースティックピアノは一度設置したら殆ど動かす事はないですが、CPは移動しての使用が多い為、こまめな調整が必要になって来ます。

メンテナンス内容によって費用はまちまちですが、鍵盤調整、アクション調整それぞれ単作業で20,000円~30,000円見当になります。

CP60M修理

実際にはピアノの状態を拝見しての見積もりとなります。

3、電気系統トラブル

CPにおける電気系統のトラブルは頻度は少ないですが、それでも何らかの異常を起こすことは有ります。

簡単な修理では接触不良やコネクターの不具合等が有りますが、トレモロが効かなくなるトラブルや電源が入らない等の修理の難しいトラブルまで多々あります。

このような故障については、実際に拝見してみないと正確な費用算出が難しいので、必ず下見の上修理費用の見積もりを出すようにしています。

関東近県でしたら出張で下見に伺いますが、遠方の方は大型宅配便を利用してお送り頂いています。

4、その他動作不良、ノイズ

CPの内部構造はアコースティックピアノと殆ど同じ作りとなっていますので、ピアノに起こる不具合は同じようにCPでも起こります。

鍵盤が戻らないスティックやペダルを踏んでも音が伸びないような不具合、生音でピアノのどこかが共鳴してノイズを発している等、色々な不具合が起こる可能性が有ります。

やはりピアノと同じで、定期的に調律をして不具合を未然に防ぐことが大事です。

それが結果的にトータルのメンテナンス費用を抑える事になります。

CP80M CP80D CP80B

5、オーバーホール

古い楽器をどうしても蘇らせたい、そんな時にはオーバーホールとなります。

楽器の状態に応じて作業内容は違って来ますので、希望する楽器の状態と予算に応じて作業内容を決めます。

オーバーホールは鍵盤やアクション等の消耗部品の交換や、各部の整調、調整

外装の塗装修理や補修作業等、内容は多岐にわたります。

作業内容に応じて修理費用は違って来ますが、おおよその価格は40万円~70万円となります。

作業期間も4カ月~1年程度となります。

全て事前見積もりが必要となりますので、ご依頼ご希望の場合はお問い合わせ下さい。

ヤマハCP70,CP80に関してのご質問、お問い合わせは下記フリーダイヤル、またはメールでどうぞ。

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