ピアノ技術者が徹底解説!不要中古電子ピアノの賢い廃棄術

古い電子ピアノを廃棄処分したいけど、どこに頼んだら良いのか分からない。

いざ廃棄処分となると、粗大ごみでは出せないし、産業廃棄物として出さなくてはならないみたい。

廃棄処分代もピンからキリまであって、実際どの位のお金がかかるのか分からなくて怖い。

そんなお悩みにこの記事がお答えします。

メーカー、型番、年式、置き場所で、おおよその費用が分かります。

それに、年式によっては無料引き取りが出来るかもしれません。

この記事を読んで、あなたの電子ピアノを最善の方法で送り出しましょう。

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ピアノ職人・VIRA JAPAN
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1.再販出来ない古い電子ピアノは処分になります。

電子ピアノと呼ばれるピアノは、実は幾つかの種類が有ります。

現在良く知られている電子ピアノはデジタルピアノと呼ばれるもので、本物のピアノをデジタル録音して音源として使っているものです。

それ以外に、金属棒をハンマーで叩いて音を出す仕組みのエレクトリックピアノと呼ばれるものや、

電子発振方式のいわゆる電子ピアノ、

本物の弦が張ってあって、ピアノと同じ仕組みで音を出す電気ピアノ等が有ります。

電気を使って音を出す事から、これらのピアノをまとめて、電子ピアノと呼んでいるようです。

これらのモデルの中で、現在再販出来るのは、殆どがデジタルピアノです。

その多くは国内販売ではなく、海外に輸出されています。

デジタルピアノでも、年式の古いものやエレクトリックピアノ、電子ピアノ、電気ピアノは海外でも人気が低く、売れにくいので、再販は難しくなります。

どんなものでもそうですが、商品として販売出来れば中古品として買取りが出来ますが、販売出来ない物は、残念ながら廃棄品として処分されます。

電子ピアノも同じで、国内では売れなくても海外で需要が有るものなら中古品として買取りが出来るのですが、海外でも販売出来ない物ならば、廃棄処分するしか方法が無くなります。

2.処分になる電子ピアノと再販される電子ピアノの分岐点。

ピアノは楽器の王様と呼ばれ、趣味の世界から子供の情操教育、また音楽に携わるプロまで、大変幅広く使われています。

そのため、全世界でその人気は根強く、ニーズも衰えません。

有名メーカーのピアノであれば、製造から30年以上経過していても、中古市場で高値で売買されたりします。

それに比べて、ピアノに変わる鍵盤楽器として登場した電子ピアノは、技術的に未完成な部分があったり、電子部品の故障や耐久性の問題もあって、ピアノほど寿命が長くありません。

それに製造完了から7年以上経過すると、メーカーは修理部品の保管義務が無くなり「部品が無いので修理できません。」と修理対応を断って来ます。

メーカーで修理不能と言われてしまったら、その楽器は使えなくなります。

従って、電子ピアノの売買は製造から10年位までのモデルが中心と言う事になります。

それでもMADE IN JAPANの製品は信頼性が高く、故障の発生も少ないことから、値段は安くなりますが、製造から15年位までの電子ピアノは海外で販売出来るものも有ります。

では、処分になる電子ピアノと再販される電子ピアノの分岐点違いはどこにあるのでしょうか?

先ず、どの電子ピアノでも、故障していたら再販は出来ませんので、廃棄処分になります。

再販可能な電子ピアノは製造から15年位のもので、故障や破損が無く、動作に問題の無い、使用可能なものとなります。

また、処分になる電子ピアノは、故障や破損している物又は製造から15年以上経過した古い電子ピアノという事になります。

3.買取り、無料引き取り、有料引き取り

不要な電子ピアノは、メーカー、モデル、年式、故障の有無によって、

  1. 廃棄処分や運送費等の料金がかかるもの
  2. お金がかからないで、無料で引き取りが出来るもの
  3. 買取り価格が出るもの。

の3種類の引き取り方法に分かれます、

その違いは、これまで述べてきたように、再販出来るか否かによります。

どんなものでも、まだ使える、もしくは買いたい人がいるものであれば、中古品として売買が出来、売れる物であれば、買取りが出来ます。

ここで、買取り可能かどうかの基準を一覧表にしてみます。

メーカー、年式別の買取り可能年式と有料引き取りモデルの一覧です。

あくまで概算ですので、参考資料と考えて下さい。

メーカー別買取り可能モデル一覧

メーカー5年モデル買取り10年モデル買取り15年モデル買取り有料引き取り
ヤマハ15年以上
ローランド15年以上
カシオ10年以上
コルグ10年以上
カワイ15年以上
コロンビア廃棄
テクニクス10年以上
音が出ない 全く音が出ない場合は全モデル買取り出来ません
雑音がするメーカーと年式によっては買取り出来る可能性有り
キズ程度によりますが、問題なし
汚れ問題なし
シール跡問題なし
本体破損程度によりますが、問題なし
表面割れ、はがれ問題なし
鍵盤がたつきメーカーと程度によっては買取り不可
鍵盤下がりメーカーと程度によっては買取り不可
鍵盤が動かないメーカーと程度によっては買取り不可
鍵盤ノイズメーカーと程度によっては買取り不可
鍵盤破損メーカーと程度によっては買取り不可

4.ネットで調べると古くても、壊れていても無料で引き取る広告が有るけど、本当かしら。

ネットコマーシャルで「古い電子ピアノでも無料で引き取ります。」とか「故障していても大丈夫」と言ったコメントが載せられた買取り業者のサイトがあります。

しかし、良く読むと、下の方に小さな字で「一部メーカーでお引き取り出来ない物もあります。」とか「一部故障等でお引き取り出来ない場合もございます。」等と書かれていたりします。

つまり「どんなに古くて、故障している電子ピアノでも、なんでも引き取ります」と言うのは、うたい文句で、実際は「自社で欲しい電子ピアノなら引き取りしますが、いらないモデルは引き取りしません。」というのが正しい内容です。

ですから、古くてもこわれていても引き取って貰えると思って電話をかけてみたら、「あいにく、こちらのモデルは引き取り出来ません。」と断られてしまいます。

ちょっとまぎらわしいですが、業者の欲しいデジタルピアノを集める為の一つの方法です。

「うまい話には裏が有る」のは、どこでも一緒です。

5.不要になった電子ピアノの処分はどこに頼むの?

以上のように、買取り業者は自分たちが欲しい電子ピアノを集めるために、色々な広告を出しています。

ですから、欲しくないメーカーや、古いモデルの問い合わせが有った時は、「お引き取り出来ません。」と断って来ますが、こちらが「処分に困っている。」と言うと、「それでしたら有料ですが、当社でお引き取りします。」と言って来ます。

しかし、業者が欲しくない電子ピアノですから、そのまま廃棄処分という事になることが多く、その為料金も「運賃+産業廃棄物処理費+業者の手数料」が加算されて、かなり高額になる事も有ります。

これも再販出来ないモデルであるために、廃棄処分しなければならない為にかかる費用となります。

しかし、その費用が妥当なものなのかどうかは、一般の人には分からない部分が多いです。

ですから、どうしても廃棄処分にしなければならない場合は、お住まいの住所のごみ処理センターか清掃事務所に問い合わせるのも方法です。

一般的に清掃局でピアノや電子ピアノの廃棄は受け付けていない所が多いですが、「処理に困っている。」と言うと、産業廃棄物処理会社や楽器専門の引き取り業者を教えてくれます。

ただし、これも幾つかの業者がいて、専門分野がそれぞれ違って来ますので、料金も違って来ます。

教えられた引き取り業者に、それぞれ電話で料金確認をしてから、業者を選びましょう。

6.電子ピアノの廃棄費用はどの位?

それでは、実際に電子ピアノを廃棄する場合の費用はどの位かかるのでしょうか?

電子ピアノの場合、廃棄処分料の他に運搬費用がかかって来ます。

運搬費用は階段作業等があると、別途料金がかかって来ますので、設置場所の状況等

正確に伝える事が大切です。

当社の例をお伝えすると

電子ピアノの場合、運送費は重量によって料金が変わって来ます。

  • 重量が50㎏までのもの=5,500円
  • 重量が80㎏までのもの=8,800円
  • 重量が100㎏までのもの=11,000円
  • 重量が100㎏を超えるもの=15,000円

これに廃棄処分費用がかかります。

廃棄処分費はモデルや作りによって変わって来ますので、事前にメーカーやモデル名を言って確認してください。

  • 小型電子ピアノ=5,500円
  • 中型電子ピアノ=8,800円
  • ピアノ、大型エレクトーン等=11,000円

ピアノや電子ピアノ、エレクトーン等の鍵盤楽器の廃棄処分に困っていたら

一度こちらに問い合わせしてみて下さい。

何か良いご提案が出来るかも知れません。

特に、東京都内、神奈川県内であれば、当社エリアですので迅速な対応が可能です。

 0120-045-845
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