ハモンドオルガンとレスリースピーカーのメンテナンス 2025.12.08

2025.12.09以前ハモンドオルガンB3をご購入頂いたお客様より、改めてハモンドオルガンとレスリースピーカーのメンテナンスのご依頼を頂きました。本日都内よりレスリースピーカーが配送されました。

2025.12.06お客様がB3をお持ち込み下さいました。当初木製キャビネットのB3と思っていましたが、お持ち込み頂いたのは脚を取り外して改造されたモデルでした。

一応レスリースピーカーに繋いで音出し確認を行い、音はちゃんとでるようでした。

2025.12.29年も押し迫った年末ですが、私の師匠と言えるハモンド技術者に来て頂いて、動作確認とメンテナンスをして頂きました。先ずは全てのドローバーの音出し確認をしました。ドローバーが固くなっていて、所々ノイズが発生しています。

また、パーカッションの動作がおかしく、しっかりと動作していませんでした。

原因は真空管でした。真空管が故障していて、頭が白くなっていました。こちらは部品交換となります。

その後、トーンジェネレーターのオイルがすっかり無くなっていましたので、応急処置滴にオイルを差しておきました。現在ハモンドオイルの在庫が無かったので、取り寄せる事にします。

ドローバーは殆どが固着して固くなっており、おまけにキューキューと言ったノイズが発生していました。

全てのドローバーに潤滑剤を塗布して、問題を解決しました。また、ドローバーの断線が幾つか有りましたので、こちらはハンダ処理をしておきました。

こちらのレスリースピーカーのは100Ⅴで60Hz仕様でした。その為トレモロのスピードをハイにした時に、回転が若干遅くなります。

その対策として、ホーンスピーカーのプリーを三段有るうちの一番下にセットする事で、本来の回転スピードに近くなりました。

次に本体の電源は117v仕様の為、ステップアップトランスを使って昇圧しています。

ただし、B3本体は117VですがレスリースピーカーとLESLIE コンボプリアンプは100V仕様の為、電源を分けて取る必要が有ります。

それに加えて、本体からの出力が大きく、レスリースピーカーのレベルを上げると音が割れてしまいます。この対策として本体からの出力を下げる必要が有ります。

本体からの出力に抵抗を取り付けて、適正な出力となるよう調整しました。

その後、動きがスムーズになる様、再度ドローバーの洗浄を行いました。

上下鍵盤のプリセットの動作もスムーズではなかったので、こちらは上下鍵盤それぞれ調整を行いました。

全てのスイッチに潤滑剤を塗布して、スムーズに動作するようになりました。

また、ビブラート切り替えのスイッチが固着して固くなっていました。

こちらはボリュームポッド部分だけのメンテナンスでは改善しませんでしたので、本体をバラシました。

内部の動作部分に潤滑剤を塗布して、動作が格段にスムーズになりました。

全てのパーツを元通りに戻して、最終動作チェックを行い、全て問題無いことを確認しました。

約5時間にわたるメンテナンス作業でした。

2026.01.05私の師匠から真空管が送られて来ましたので、早速交換しました。

頭が白くなった真空管が不良品です。交換して動作も問題無いことを確認しました。