ホーナー クラビネット D6 弦切れ 修理 2026.02.20
この記事の事についてのお問い合わせは、
℡ 0120-045-845
または bzq21747@gmail.comにメールで問い合わせてください。
ピアノ職人・VIRA JAPAN
(有)ラッキーパイン

2026.02.20横浜のお客様が弦切れの修理のご依頼でクラビネットD6をお持ち込み下さいました。切れいていたのは、C とC#の0.9㎜の弦2本でした。

丁度在庫が有ったので、張り替えてみました。(下から4本目と5本目)本体の調整をする為には、全ての弦が張ってないと調整が出来ません。

芯線(裸線)はサビが出ているものが多いですが、ここから弦切れを起こす事は割と少ないです。大体の場合は弦を引っかける輪っかの周辺で切れる事が多いです。さて、これから後日動作確認を行って、状態を調べて行きます。

2026.02.25ざっとチューニングをしながら全体の状態を確認したところ、高音部のFの弦がキチンととまっていないようで、音が上がりません。こちらも弦切れの為交換が必要のようです。他にもKEYによって音色がバラバラだったり、隣の弦と一緒に音が出てしまうような不具合が有ります。調整に時間がかかりそうです。

2026.03.23状態をチェックして行くと弦のサビが進行している部分が多く有り、今後弦が切れそうですので、お客様とご相談して全弦の張り替えをする事にしました。

先ずはハープを本体から外します。裏側からビス止めされていますが、ビスは3種類有るので、それぞれの位置をメモしておきます。

また、弦を張るヒッチピンの位置が違うので、高音部と低音部の位置をチェックしておきます。

高音部は端から留まっていますが低音部は一つ空けてから留めて有ります。

2026.03.23弦の張り替え作業を開始しました。ハープを本体から外しての作業となります。取り合えず古い弦を外す作業から開始しました。

2026.03.24昨日、今日と弦の張り替え作業を行い、全ての弦交換が完了しました。

2026.03.27下調律を行いました。無事に全体を合わせる事が出来ましたが、時々1オクターブ上げて調律をしてしまう事が有るので気を付けなくてはなりません。今回も低音部の数音を1オクターブ上のピッチまで上げてしまいましたが、すぐに気づいたのでトラブルには至りませんでした。

下調律を終えてハープを本体に戻しました。ハープを外す時にビスの種類と位置をマスキングテープで印を付けて置いたので、スムーズに取り付けが出来ました。

鍵盤をセットし見ると、かなり狂いが多いので、ハンマーアライメントテンプレートを使ってハンマーホルダーの位置合わせをしました。

この作業も1回では治まらないので、鍵盤を取り付けては音色確認して、位置が狂っている物を合わせる為に鍵盤ユニットを取り外すと言う作業を延々と続ける事になります。

2026.04.02音色とタッチの調整作業を行っています。一部ハンマーホルダーの向きと高さがまちまちの鍵盤が有り調整が難航しています。打鍵した時のハンマーチップの高さや向きも音色に影響しますので、この作業はなかなか大変です。時間をかけて進めて行きます。

2026.04.03昨日と今日の二日間で何とか調整作業が完了しました。後は暫くエイジングをかけて、変化が無いか様子を見ます。