Rhodes Piano Mark ⅠSuitcase Noise Repair 2024.10.12

ローズピアノマーク1 スツケースモデル ノイズ修理2024.10.12

この記事の事についてのお問い合わせは、
℡ 0120-045-845 
または bzq21747@gmail.comにメールで問い合わせてください。
ピアノ職人・VIRA JAPAN 
(有)ラッキーパイン

2024.10.12静岡県から、お客様がRhodes PianoMark1 Suitcase modelをお持込み下さいました。取りあえずセッティングして、音出しをしてみました。内部はとても綺麗で状態はすこぶる良いです。

しかし音出しをしてみると、音が割れてノイズ混じりとなっています。トレモロも片チャンネルが出ない状態です。さてさて、どんな修理になるか、時間が取れた所で細かいチェックをして参ります。

3時間程通電してから、再度動作確認を行いました。どうもこの5ピンケーブルが怪しいので、別のケーブルを使ってチェックしてみました。

すると、先ほどはトレモロをONにすると片チャンネルは出なかったのですが、ここでは出ています。しかしどちらか一方の音が歪んでいます。

当初の状態からすると、原因の一つは5ピンケーブルに有りました。こちらは要交換です。ただ、まだ正常な発音になっていませんので、原因追及が続きそうです。

2024.10.15動作環境を確認する為、5ピンケーブルを変えて音出しチェックを行いました。すると今度はノイズが出っ放しとなります。その時の状況によって症状が変わる。これは調整に時間と労力がかかりそうです。

2024.12.23他の修理が立て込んでいた為、暫く間が空いてしまいましたが、今日再度動作状況を確認しました。先ず、別のアンプにつないで発音状況を確認した所、特に歪みも無く問題有りませんでした。という事はプリアンプは正常に動作していると言う事になります。

続いて、本体のアンプに繋いで音出しした所、片チャンネルにノイズが乗っています。という事はアンプ側の5ピンアダプターからスピーカーまでの間の何らかの不良と言う事になります。

因みにヘッドフォーンで音を確認すると、問題無く発音しています。

そこで、スピーカーケーブルを片方ずつ抜き差ししてチェックしてみると、どうも片方のスピーカーがビリついてノイズが乗っているようです。そうするとスピーカーのへたりが原因の可能性が有ります。今後、スピーカーを外して、動作チェックを行って行きます。

高音部側のスピーカーからの音が割れていたので、当社在庫のRhodes Pianoのスピーカーを外して交換してみました。するとノイズは消えたのですが、今度はトレモロが効かなくなりました。

スピーカーの動作確認もしましたが、トレモロが効かない原因がつかみません。これは迷路に入り込んだ感じで、時間がかかりそうです。

続く

上部へスクロール