Rhodes Piano Mark ⅡQRS MIDI kit installation 2024.04.10

ローズピアノマークⅡ QRS社製MIDIキット取り付け 2024.04.10

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(有)ラッキーパイン

2024.04.10こちらのRhodes Piano Mark Ⅱ Stage Modelは2022.12.03に当社よりご購入下さりお納めしたモデルです。

今回QRS社製のMIDIキットの取り付けをご依頼頂きお預かりしました。MIDIキット取り付けについては、アップライトピアノのサイレントユニットの取り付けに近い作業と考えてお引き受けしました。その最初の作業が鍵盤のならしです。鍵盤ならしを行わないと、光学式のMIDIキットですので、正確に動作しないので、しっかりとならしの作業を行いました。

もちろん黒鍵も同様に揃えて行きます。

鍵盤ならしを終えて、一度鍵盤を取り外して、内部の取り付け場所を確認します。やはりアップライトピアノとは違って、基板の取り付けが難しそうです。

2024.06.05インストールマニュアルとにらめっこして取り付け時のポイントを読み取ろうと思いましたが、時間が過ぎて行くだけで、なかなかイメージが固まりません。やはり現物合わせで進めるしか無いようです。

そこで、キーベッドのそれぞれの採寸を行いました。

おさの中央部の板厚と両サイドの板厚を測ってみました。

加えて、おさの左右の隙間の寸法も測って見ました。

低音側から中央部までの寸法はセンター・センターで約48㎝

それに対して中音部から高音部のおさのセンター・センターは54㎝あります。

またスイッチ基盤をセットするアルミのベースは88鍵用なので、寸法を測ってカットしなければなりません。この辺はサイレントユニットでは無い作業です。

ちなみにヤマハのサイレントユニット付きのピアノが有ったので、中の確認をしてみました。

システムとしては古いモデルですが、頑丈なスチールフレームにセンサーがセットされています。取り付け用のベースは4カ所あり、低音側から中央左側の取り付けベースまでの距離はおよそ50㎝です。

中央左側から中央右側までの距離は37㎝

中央右側から高音部側までの距離は30㎝でした。

グランドピアノにQRS社製MIDIキットを取り付けている動画を見ても、おさの隙間は20㎝から30㎝です。Rhodes Pianoに取り付ける場合、おさ間の距離が50cm以上有ると、MIDIキットの強度がもつかどうか心配になって来ます。そのまま取り付けても良い物か、それとも間に木材でベースを作るか思案のしどころです。

2024.06.0614㎜厚の板を買ってきて、カットした状態で左右と中央のおさの板と合わせてみました。すると中央は殆ど同じ高さでした。

しかし、高音部側はやや低いようです。

低音部側もやはり、やや低いようです。どの位置を基準にするかは、この状態であれば中央の高さとなります。ただ、全体の高さを調整する時に、どのくらいの誤差が許されるのか分かりませんので、ここはアコースティックピアノのレベルで調整をして行く事にします。

2024.06.15いろいろと調べながら進めているので、先に進めません。取りあえずは木材をカットしてセンサーの土台となるパーツを切り出しました。果たしてこれが必要なのかどうか、逆に邪魔になってしまう可能性もあるのですが、本来のセンサーの安定を考えたら、やはりベースは重要な部分となります。

アルミのトラックを接続してセットして行くと、最後にかなり余りが発生します。これは元々のパーツが88KEYのアコースティックピアノ様に作成されている為です。従って、73KEYのローズピアノに取り付ける為には、アルミのトラックをカットしなければなりません。ただ、寸法を間違えると大変な事になりますので、慎重に現物合わせで寸法を決定して行きます。

鍵盤の真下に赤外線ビームを送受信するセンサータワーが来ないと、正常な動作をしないはずですので、アルミトラックを右の拍子木にピッタリ当たる位置にセットする事になります。この状態でセンサータワーが鍵盤の真下に来ているか確認しました。

高音部についてはセンサータワーが鍵盤の真下にセットされるので、問題は無さそうですが、中音部から低音部になると、センサータワーの位置が鍵盤に対して左側に寄った位置になります。鍵盤の幅は本来アコースティックピアノもRhodes Pianoも同じなのでしょうが、どうもセンサータワーの隙間が少し違っているのかも知れません。

最低音になると、かなり左側に寄った形になります。もしセンサータワーから発射される赤外線ビームが、鍵盤に正常に当たらなかったら、誤動作を起こすか機能しません。ここら辺は微妙な位置です。

念のため鍵盤をセットして、センサータワーとの位置関係を確認しました。

鍵盤を真上から見た時には、センサータワーは隠れて見えませんので、何とかギリギリに基板の位置は大丈夫そうです。万が一動作不具合が起こるようならば、基板の淵をヤスリで落とさなければならなくなります。

2024.06.16アルミトラックに基盤をセットした状態で、本体のキーベッドに取り付ける時の前後の位置出しを行いました。インストールマニュアルには、黒鍵の手前部分から奥側に3/16インチと記されていたので、換算表で確認して4.76mmの位置に鉛筆でマーキングしました。

この位置出しに対しての誤差許容範囲がどの位なのか分かりませんので、兎に角設定数値に極力近づけるようにマーキングします。

左右のそれぞれの黒鍵の位置出しをした後、その位置をキーベッドに記します。

マークした位置にキーセンサーユニットを仮置きしてみました。

キーセンサーユニットを真上から見た状態で、センサータワーと鍵盤の位置関係を確認します。高温側はやや右に寄っていますが、何とか鍵盤下にセンサータワーがセット出来る位置に来ています。

しかし、低音側はセンサータワーが鍵盤の左端に寄っており、この位置で正常な動作が出来るのかどうか分かりません。ここら辺は今後キーセンサーユニットを仮留めして動作確認をしながら、対応策を考えて行く必要が有ります。

キーセンサーユニットを本体にセットする為には、アルミトラックをカットしなければなりません。カットすると言う事は、万が一ミスが有ったら元に戻らないと言う事ですので、慎重に仕組みと動作をイメージしてから行いました。金鋸で切断した後、金ヤスリで成形して本体に取り付けた所、計算通りになっていてホッとしました。これからキーセンサーユニットの取り付けに入りますが、兎に角前後、左右、高さの三次元を念頭に置いた上で、キーセンサーユニットの取り付け角度も含めて作業を進めて行く必要が有ります。特に左右の位置は鍵盤の反応に対応するかどうか、大きなポイントになるので必然的に慎重になります。

2024.6.19インストールマニュアル通りに一度鍵盤を本体に戻して、キーセンサーユニットを鍵盤の上に置いてセンサータワーの左右の位置を確認しました。

高音部側を鍵盤の中央部に合わせてセットすると、アルミトラックが拍子木に干渉してしまいます。しかし低音部のセンサータワーを動作に問題が無い所まで寄せるには、アルミトラックを拍子木の中に入る様に加工しなくてはなりません。拍子木を加工する為にはハープ、アクションユニットを本体から取り外して作業をする必要が有ります。ギリギリこのまま取り付けられれば良いのですが、左右の位置がかなり微妙です。

アルミトラックを高音部側に合わせると、低音部側のセンサータワーが鍵盤下から外れた位置に来てしまい、これでは動作するかどうか分かりません。

やはりアルミトラック毎右に寄せて取り付ける為に、本体をバラシて拍子木の内側に穴を開ける加工が必要のようです。つまりセンサータワーが高音部は鍵盤の右側ギリギリにセットして、低音部側は鍵盤の左側ギリギリに来るようにセットするしか方法は無いようです。

続く

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